会長のつぶやき
僕の独り言につき合って
 

第49回

みんな同じネットワークの会員です

ネットワークでは入会申請時に
公開HPで情報公開を希望する会員に対し、
設計会員、施工会員の選択をお願いしていました。

それはネットワークの目的が住環境整備の実践であり、
ネットワーク会員が実務を行う場合は必ず2者で担当するという
自己完結型住宅改修の否定から来ています。
別に2者を設計、施工のどちらかのカテゴリーに分けなくても良いのではないか?
建築以外の人間はどこに所属したらよいのか?
という質問は以前から多く頂いています。

これは多分、設計とか施工という言葉が専門的に聞こえるからでしょう。
実際に福祉住環境整備を行おうとすると、
施工する会員同士が2者で一つの物件に関わるというのは非常に難しいと思いま す。
そして小規模な住宅改修は別に建築士といった資格を有しなくても
建築以外の会員でも設計会員として参加が可能です。
そこで、設計会員、施工会員の2者が関わることで、
会員の様々な専門職が実践の場に参加できることを期待したのです。

しかし、建築という言葉に対しなじみの少ない会員は
どうしてもこのカテゴリー分けに違和感や疎外感を持つようです。
また会員数が増えるに従い、ネットワークに参加するのは実践が目的ではなく、
学習の場として情報が欲しいだけであるとする会員の存在も無視できなくなってきました。

この度の役員会において、入会時のカテゴリー選択の撤廃が決議されました。
福祉住環境に関心があれば、その専門性に関係なく同じ会員であるということです。
その一方でネットワークが目的としている福祉住環境整備の実践において
実践する会員は利用者の財産を預かる責任があります。
ネットワークがいかに非営利団体であろうとも、
ネットワークを信頼して相談をかけてくれる利用者への会としての責任もありま す。
そこで、会員の中で実践を行う会員に登録と、実務研修を義務付けたのです。

ネットワーク会員はすべてが福祉住環境整備の実践を行うのでは無く、
その中から、登録した会員だけがFJC.Nの提唱する住環境整備を行う。
これで、より利用者が安心して相談できるシステムに成長しました。

2003年2月18日(火曜日)
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■会長 : 小林 哲也(KOBAYASHI TETSUYA)
1961年新潟県三条市生まれ。1級建築士事務所 FORUM主宰
建築士会で1999年 福祉住環境コーディネーター検定対策講座を開催。
その際集まった仲間と「福祉住環境コーディネーターネットワーク」を結成する。
ちいき住宅工房主宰

■講演
2003年
1月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
    平成14年度介護支援専門員現任研修(佐渡中央会館:佐渡地域振興局健康福祉環境部)
2002年 
12月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
11月  十日町住宅改修講習会(十日町地場産業振興センター:十日町市)
7月  介護保険 住宅改修研修会(三条総合福祉センター:三条市)
4月  加茂商工会議所研修会(加茂商工会議所:加茂商工会議所青年委員会)
3月  住宅改修セミナー(西川町役場 保健センター:巻保健所)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
2月  福祉住環境セミナー(新宿:建築情報社)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
     住宅改修セミナー(新潟NOCプラザ:阿部木材株式会社)

■取材
2002年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2003「2000万の家」
10月   新潟日報「いつまでも我が家で-寝たきり予防へ改修」
9月   TeNY「介護豆知識-住宅改修」
8月   新潟日報「介護住宅改修事情」
4月   日経アーキテクチュア「資格に頼らず、資格を生かす」
2月   新潟日報社 ささえーる2002「住宅改修事例」
2001年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2002「こだわって新潟」

■リポート
2002年
12月   オランダ建築視察旅行記(PDF:ご覧になるにはアクロバットリーダーが必要です)

■作品集
最近の作品です。よろしかったらご覧ください。

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