第316回
フィルター
物事を素直に見つめるということは難しいです。
どうしてもフィルターを通してしまう。
自分としては客観的に物事を見つめたいと思いますが、
自分の価値観とか、余計な情報が邪魔をして、素直に見つめるということが出来ない。
自分のフィルターは時として重要です。
仕事における考え方や感性は、すべてこのフィルターを通しているし、
だからこそ自分らしい仕事になります。
でも、時として、このフィルターが邪魔をして
大事な人のこころを読むことが出来なくなる。
素直に接することが出来たら受け入れられるのに、
ちょっとしたことに引っかかり、排他的になってしまいます。
まずは自分のフィルターを通さない、素直な見方を出来るようになりたいです。
その上で、必要に応じてフィルターを通したい。
正直が一番なんて嘯いて、実はまわりを色眼鏡で見ていた自分を恥じます。
フィルターの役割は、大切なものを選択するというものと、自己防衛です。
これが実は相反する役割で、このバランスが崩れると色眼鏡になっちゃうのでしょう。
今は大切なものをしっかり選択する時期だとわかっているけど、
うまくバランスを制御できません。
まだまだ人間が出来ていないのかもしれません。
いつになったら強い人間になれるのでしょうか。
今日は頑張って、大切な宝を探し出したいと思います。
ほこりに埋もれて探し出せないのは、きっとほこりを拒絶する自己防衛本能です。
ほこりを払えば大切なものはすぐ見つかるのに。
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