第308回
チェンバロ
チェンバロっていう楽器を知っていますか?
チェンバロはイタリア語で英語ではハープシコードです。
これなら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
中世バロック音楽で重要な役割を果たしたこと楽器もやがてピアノの台頭で忘れ去られました。
それが近年、古楽器ということで脚光を浴びているそうです。
下田村の入り口に古民家を再生したギャラリー兼喫茶店があります。
これは下田村の住宅改修の打ち合わせに県央地区の知野さんと出かけた際、
知野さんから教えてもらったのですが、
なかなか趣がある建物で、ここを利用してさまざまな個展が開かれています。
新潟県内4箇所の公演の最後としてこのチェンバロの音楽会が開催されたというわけです。
弦をはじく独特の音色が特徴的なチェンバロは
私たちひとりひとりの心の想像力を掻き立ててくれる音でした。
2時間ほどの演奏を楽しんできましたよ。
県内にもいろいろな活動をしている人たちがいるものだと感心させられました。
古民家での音楽会というのも面白い企画なのですが、
まあ、苦言をいうとすれば、なんでみんなが座敷に座り込んで演奏を聴かねばならないのか?
これはちょっと無理があるかな?
なんだか、小学校のとき、体育館の床に座らされて演奏を聴かされたのを思い出しました。
宮廷音楽を楽しむのにはちょっとこの姿勢は疲れます。
同じお金を出して楽しむのなら、新潟のりゅーとぴあで楽しんだほうが良かったかもしれません。
それを差し引いても人知れずこんな企画があるというのが面白いですね。
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