第287回
風景を切り取る
昨日の東京は一時的に豪雨で、東急ハンズから泳ぐようにマンションに戻ってきました。
でも、気温のほうは最高で28度まで上がり、半そででも十分過ごせるものでした。
東急ハンズではガーデン用品を買い込み、
わずかなベランダの一部をガーデニングしてみました。
掃き出しの窓からは手摺壁の上はサンシャイン60という都会的な風景が広がります。
また、何時までも明るい都会の空は田舎者の私には気の休まるものではありません。
そこで、手摺壁をラチスで隠し、近所の花屋で見繕ってもらった草花を配置しました。
パートナーの提案で、草花を入れてきたコンテナを台にして高低を演出したのは正解でした。
手前を焼き丸太の土留めで囲い、コンクリートスラブをウッドチップで隠し、
ガーデンライトを入れたら完成です。
15ミリ幅のブラインドで手摺壁上部を塞ぐと、そこには都会を切り離した癒しの空間が目にはいります。
目線をどう処理するかは建築的には重要です。
このテクニックで狭くも広くもなるのです。
わずか7畳程度のこのワンルームマンションも、
外に広がるバルコニーのちょっとした空間だけに目線をやったり、
あるときは、遠くに光る高層ビルの明かりを入れることで表情も広さも変化します。
空間を考えるということは、単に間取りを作ることではありません。
切り取ったり、隠したりすることで豊かな空間が生まれます。
まあ、日曜日の匠ほどではないにしても、クリエーターの面目は保てたでしょうか。
何とか、形になったところで三条に戻る時間になってしまいました。
いつの間にかさっきの雨が嘘のように青空が広がり、気持ちの良い夕方です。
ガーデンライトの確認が出来なかったのは残念ですが、今度の楽しみにしましょう。
三条は寒いですね。
気温14度。
今朝は寒さで目が覚めました。
今日は学校ですが、いつの間にか、けやき通りの木々が色づいています。
なんだか、しらないうちに今年も晩秋に向かっています。
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