第223回
今週はお盆ウィーク
昨日は良い天気でした。
半日海に行っていたら、今まで暇を見つけていっていたのはなんだったんだというくらい日焼けして
今朝は体中が重いし、ひりひりして大変です。
思わず寝坊してしまいました。
さて、今週は民族大移動の週です。
みんな、夏休みを取って、田舎に帰ってきますね。
昨日あたりから、心なしか街に県外ナンバーの車が増えてきました。
社会人にとっては、待ちに待った夏休みですが、
学生たちはお盆が山場で、これを過ぎると急速に2学期が迫ってくる頃です。
始まった頃は、これから始まる長い休みをどう過ごそうかワクワクしていたのですがね。
終わりが見えてくると、時間は加速して迫ってきます。
私が学生の頃は、まだ祖母が生きていましたので、
お盆になると親戚が集まり、本家は1年でもっとも活気がありました。
私たちも従兄弟たちと海へいったりした思い出があります。
宮崎駿が描く夏の原風景があったような気がします。
その祖母も他界し、すっかり求心力を失った親戚付き合いは
私たちも大人になったこともあり、すっかり疎遠になりました。
今は両親から離れて私たち兄弟は生活していますので、
両親の家が本家ということになります。
昔と違い、兄弟は2人きりです。
別に遠くに離れて生活している訳ではありませんから、
お盆だからといって、あまり感動はありませんね。
また、従兄弟たちもしっかりと自分の生活を営んでいますので、
もう何年も会っていません。
多分、誰かが死なないと会うことは無いでしょう。
少子高齢化は家族のあり方を根底から変えようとしています。
家族の帰属性を弱め、街の帰属性を弱めます。
所属意識の薄い子供たちは社会に出ても、他と帰属することを避けようとします。
民族の大移動は、身体的にも、金銭的にも負担が大きいと思います。
田舎に住む人間にとって、テレビの中の大渋滞はとてもそこに自分の身を置きたいと思いません。
それでもこの大移動が解消されたときの私たちの生活はどうなんだろう。
今はもう、隣の住人すら分からない時代です。
学校でも隣の人と話すより、姿の見えない友達とメール交換が日常の世界。
ちいきと関りを求められている今、
それに反するように人々は関りを避けて生活をしています。
せめてお盆の時期だけでも、
子供のいる人は頑張って田舎に帰ってきてください。
私たちは美味しい食べ物を用意してお待ちしております。
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