僕の独り言につき合って |
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第189回 梅雨の七夕 昨日は七夕でしたが、新潟県では毎年の事ながら雨の一日でした。 梅雨の真っ只中で星の行事もないものですが、 もともと旧暦での行事を太陽暦に当てはめているから無理もありません。 旧暦は単純に一ヶ月遅れという認識がありますが、実はとても複雑なのだそうです。 旧暦は太陰太陽暦と言い、 月の運行を基にした65000年くらいの周期で取るのだそうです。 とても計算できたものではありませんが、 月齢に準じた暦ですから、7月7日はいつも月が無くて星空が見える訳です。 太陰太陽暦は現実的にはとても複雑ですが、 現状ではほぼ太陽暦に1ヶ月遅れということで、 私たちが通常認識している旧暦は一ヶ月遅れということになるらしいです。 ただし、この方法だと毎年、月齢が変わってしまい、 タイミングが合わないとせっかく晴れても満月で 織姫と彦星の年に一度のデートを眺めることはできません。 太陰太陽暦では2003年の7月7日は太陽暦の8月4日だそうです。 昨日、星を見ることができなかった人は、8月に本当の七夕を楽しんでください。 織姫と彦星を引き離すのが天の川です。 私の住んでいるところでは天の川なんてどれがどれだかさっぱりわかりません。 私が初めて天の川をしっかり認識したのは、 20代半ばに北海道へバイクで一人旅をしたときのことでした。 8月の終わりに新日本海フェリーにバイクを積み込み、 北海道に着いたらもうすっかり秋の気配でした。 中標津の近くに開陽台という、地球が丸く見える丘があります。 地平線が自分の立っている場所よりも低いところから始まるのです。 本当に地球が球体であることがわかりました。 ここで一晩過ごしたのですが、澄んだ空には満天の星がきらめいていました。 無数の星の帯が夜空を横たわり、まさに川のようでした。 ミルキィーウェイという表現もわかるような気がします。 もう、本当に星がありすぎて、反対に織姫や彦星を見つけられないくらいでした。 星の行事はやはり旧暦がよろしいようです。 |
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2003年7月8日(火曜日) | |
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