第127回
インターネット環境を手の中に
私は携帯電話ではなく、PHSを利用しています。
PHSなんて今時、高校生だって使わないよと言われそうですが、
これがなかなか便利なのです。
通話料が公衆電話並みであるということが売り文句ですが、
実はこれはあまり意味がありません。
携帯電話は距離には関係なく通話料が決まっていますし、
一般電話に電話をすることは滅多にありませんからね。
通話環境よりもインターネット環境が便利です。
私のPHSはインターネット接続がつなぎ放題の契約になっています。
毎月、5千円弱で接続しっぱなしの環境が実現するのです。
通信速度はブロードバンド時代にあって32kと非力ですが、
別に映画の配信など、大きなデータは利用していませんから、
私の業務内容的には十分な速度といえます。
ウェストバッグに入るモバイルPCとこのPHSの組み合わせは
私にとっては「どこでも事務所」なのです。
GW前に新製品のPHSをオーダーしていました。
ショップの店長は私の教え子で、なにかと便宜を図ってくれます。
私が田植えを手伝っていたら、入荷しましたよと連絡が入りましたので、
専門学校の講義の帰りに機種変更を行いました。
今度の機種はまたしても進化を遂げています。
PHSが完全にインターネットの端末になりました。
PHS自体がWebブラウザとしてHPを確認できたり、
POP対応でE-Mailの送受信をPC同等に行うことが出来るようになりました。
PCでインターネットを行う環境がそのまま手のひらに入ったわけです。
しかもつなぎ放題で接続時間を気にすることはありませんし、
データの受け渡しやメールのやり取りはやり放題です。
PHS自体をUSBでPCと接続できるので、
どのPCを借りても簡単な作業は行えそうです。
例えば、このコラムを学校のPCでワードを使って作成し、
そのデータをPHSで吸い上げて、事務所のPCに添付書類としてメール送信する。
事務所に戻ったら、HPに加工するだけです。
モバイルPCからも開放されそうな予感がします。
ますます進化を続けるPHS
次世代携帯が華々しくマスコミに取り上げられていますが、
実はその影でPHSはインターネット環境に特化したポジションを確立しつつあるのです。
PHSもなかなか侮れません。
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