第109回
地区例会は宝の山
長岡・見附地区の花見例会に出席してきました。
長岡・見附地区はいつも実践的な例会の開催をしていますが、
それを構成する会員も個性的な人が多いのが特徴です。
こうした会員はネットワークに求めるだけではなく、
どちらかというと情報発信の場として活用しています。
ネットワークを単なる勉強会として捉えていると不満は多いでしょう。
地区代表も会員の声にこたえるのが大変です。
しかし、長岡・見附地区では次はこれを企画しようという声が多く、
それらを消化することが大変という、うらやましい状況をつくっています。
また、会員一人一人の専門性が高いのもネットワークの特徴のひとつです。
福祉住環境整備にはあまり関係ないかもしれませんが、とことわって、
ある会員が税金の話を始めました。
住宅を新築する際に掛かる税金に消費者は敏感ですが、
その税金を消費者は単に取られるものとしての認識しかなく、
どうやって節税するかということに気をとられている。
結果的には、住まい方より節税の家作りになってしまうし、
営業マンもそんな話しかしないというものです。
新潟県では基礎を上げた高床式という特殊な建築形態があり、
特に長岡周辺では広く建てられていますが、
多くは税金面や規制を逃れるために高床という形態をとっているのだそうです。
そのため、高床部分をガレージや物置に使えますが、
1階は通常の2階部分になってしまい、必ずしも生活がしやすい訳ではありません。
今回、法改正で高床も3階建てとしての規制を受けることから、
どうせなら、正規の3階建てとして設計した方が、構造的にみても安全です。
節税の為に生活が不便になるのは本末転倒です。
むしろ、納税したらその税金の使われ方を監視して、
住環境整備にフィードバックさせるべきであるという話で盛り上がりました。
どこを切り口にしても福祉住環境は語れるというものです。
特にアルコールが入るとこうした議論は加速しますね。
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