第82回
現代の遺跡
この連休はいかがお過ごしになったでしょうか?
私は愛車のタイヤを交換し、ピカピカに磨き上げたので
うれしくなって、能登半島までドライブに出かけてきました。
春の日差しが気持ちよい一日でした。
それにしても能登は遠い!
想像していた以上の距離にちょっとうんざりしました。
出たのも遅かったのですが、能登半島の端、氷見についたのが3時くらい。
そこから和倉温泉まで約1時間かかったでしょうか?
和倉温泉から能登島に渡り、島を一周してきました。
能登島は能登半島の大きく窪んだ部分にある島で、
内海に浮かんだ穏やかな気候の島です。
この辺の風景は瀬戸内のそれに良く似ていますね。
能登島は淡路島みたいな感じでした。
島の周囲には小さな入り江がたくさんありました。
ちょっと、車を停めて、海を歩いてみました。
春分の日を過ぎ、どんどん日が長くなっているのを実感できましたね。
透明度の高い水は光が差し込み、海底がくっきりと見えました。
感動的だったのは、海底にヒトデやアメフラシといった生物がいたことです。
丁度、水族館に来たような感じでした。
入り江なので、潮溜まりの状態になっているのでしょう。
近くには日帰り温泉施設もあるし、夏来たら遊べそうですね。
能登島は以前に1回来たことがあったのですが、
ずいぶん、整備されていました。
道路は良くなったし、様々な施設も出来ています。
きっと、バブルの頃開発されたのでしょうね。
車を走らせていたら、今度はガラスの美術館や工房が現れました。
時間も遅かったので、人は誰も居ませんでした。
なぜ、能登島でガラスなのかはよく判りませんが、
観光地にガラス工房や美術館が多いのは何故なんでしょう?
能登というアイデンティティが感じられない、その巨大な施設は
夕日に照らされ、なんだか、あたかもバブル時代の遺跡のように見えましたよ。
|