会長のつぶやき
僕の独り言につき合って
 

第72回

ボランティアってなに?

FJC.Nは福祉住環境整備の側面から社会を支援する建築系福祉ボランティアです。
「ボランティア」という言葉も「福祉」と同様、人によって解釈はさまざまです。
多くの人は単純に無料奉仕活動だと思っているようですが、
一般的に定義されているのは、
「自発的な意思に基づき他人や社会に貢献する行為」です。

世の中にはいろいろなボランティア活動があると思いますが、
FJC.Nではさまざまな専門家がその知識を提供することで、
現在、そして今後予想される介護力の低下に対し、
建築的側面からサポートしていくことを目的としています。
単純に政府や自治体の提供するプログラムだけを行うのではなく、
自分たちを含めた社会の構造とちいきとの係わり合いを模索するといった、
実践的、かつ現実的な手法で問題の解決を模索したいと考えているのです。

ネットワークの活動は、住宅改修の相談業務や、事例検討、まちづくりの提案、
行政が行う各種会議への積極的参加、ちいきへの福祉住環境整備の必要性の啓蒙活動、
地場産業への実践データのフィードバック、後継者の育成と多岐に渡ります。
そしてこれらの活動に対しなんらの利益追求はありません。
福祉住環境整備そのものの実践においては、各専門分野において実費は発生しますが、
それは自己の利益を目的とするものではなく、
あくまでも利他性(社会インフラ整備)が目的です。
実費と利益は違うのです。
利益はフィードバックされた知識を自分の仕事に生かした時初めて発生し、
これが補助金や募金に頼らない継続可能な活動を可能にしています。
こうした活動は従来にはなく、ネットワークの先駆性として評価されているのです。

労力の提供そのものを活動としているボランティアもありますが、
FJC.Nはそういう意味では専門的な知識の提供を行っているボランティアなのです。
このようにさまざまな形態があるのが本来ボランティア活動なのですが、
どうも狭義に無料奉仕活動としてのみ捉えてしまいがちなのは困ります。
ボランティア活動は対象も解決への手法も多様なのが普通です。
ただ、重要なのは自発的に集まり、社会的な問題に対し、
参加する会員が可能な範囲で解決に向かう活動を継続して行うということ。
そういう意味で間違いなくFJC.Nは建築系福祉ボランティアなのです。

2003年3月13日(木曜日)
戻る
■会長 : 小林 哲也(KOBAYASHI TETSUYA)
1961年新潟県三条市生まれ。1級建築士事務所 FORUM主宰
建築士会で1999年 福祉住環境コーディネーター検定対策講座を開催。
その際集まった仲間と「福祉住環境コーディネーターネットワーク」を結成する。
ちいき住宅工房主宰

■講演
2003年
1月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
    平成14年度介護支援専門員現任研修(佐渡中央会館:佐渡地域振興局健康福祉環境部)
2002年 
12月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
11月  十日町住宅改修講習会(十日町地場産業振興センター:十日町市)
7月  介護保険 住宅改修研修会(三条総合福祉センター:三条市)
4月  加茂商工会議所研修会(加茂商工会議所:加茂商工会議所青年委員会)
3月  住宅改修セミナー(西川町役場 保健センター:巻保健所)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
2月  福祉住環境セミナー(新宿:建築情報社)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
     住宅改修セミナー(新潟NOCプラザ:阿部木材株式会社)

■取材
2002年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2003「2000万の家」
10月   新潟日報「いつまでも我が家で-寝たきり予防へ改修」
9月   TeNY「介護豆知識-住宅改修」
8月   新潟日報「介護住宅改修事情」
4月   日経アーキテクチュア「資格に頼らず、資格を生かす」
2月   新潟日報社 ささえーる2002「住宅改修事例」
2001年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2002「こだわって新潟」

■リポート
2002年
12月   オランダ建築視察旅行記(PDF:ご覧になるにはアクロバットリーダーが必要です)

■作品集
最近の作品です。よろしかったらご覧ください。

お問い合わせはこちらへお願いします。
































SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送