第59回
地域ケア会議
昨日は三島地区の要請で、寺泊町地域ケア会議に出席してきました。
私は地元のケア会議のメンバーでもありますが、
こうした保健・福祉系の会議にFJC.Nが参加することは大変意義があります。
このコラムでも再三申していると思いますが、
これからの地域福祉の実践は特定の分野の人たちだけでは無理があります。
従来の市民ボランティアによる助け合いだけではなく、
いかに地場産業がかかわりを持っていけるのかが重要なのです。
介護保険が始まり、ようやく住環境に目が向けられたことは大きな進展でしょう。
住環境を整えるには全ての産業が参加する必要があるからです。
ネットワークは福祉住環境整備に関心のあるさまざまな分野の人に
参加を呼びかけています。
住環境整備は建築だけでも実践できないからです。
おそらく地域ケア会議は一般的な市町村では特定のジャンルの人がメンバーでしょう。
そういう中、三条市は建築が専門である私に参加を要請しました。
これはとても画期的なことですが、とても現実を見据えた選択であると評価します。
また、オブザーバーとしてでも、
寺泊町のように参加を要請いただけることも評価いたします。
ちいきにおける介護・保健の問題を特定のジャンルで解決できると思っている人は少ないでしょう。
ただ、他のジャンルとのチャンネルがないというのが実際の問題です。
このコラムを読まれている関係職員の方はぜひネットワークに声をかけてください。
現在、ネットワークは県内で11地区が活動しております。
会員のベースとなる職業はさまざまで、ともに福祉住環境整備を目指しています。
地域ケア会議のメンバーとしては利用価値大です。
今後、ネットワークは県内の地場産業とのコラボレートも目指していきます。
福祉を住環境の側面からサポートする。
地区の活性化とともにようやく現実的な活動が出来るようになってきました。
何事も継続は力なり
かつて先輩に何かを成すには3年はかかると言われましたが、
ようやく、実感として感じられるようになって来ました。
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