会長のつぶやき
僕の独り言につき合って
 

第38回

まちづくりは自分の街で(2)

中途半端な街づくりの末、バブルは崩壊しました。
歯止めの効かない中心市街地の過疎化は商店街には深刻です。
そして今ではどの地方公共団体もバブルのツケで貧乏ですが、
政府は地方自治の方向性を示し、これからは国に頼らず
自分たちのことは自分たちでやってくれと地方公共団体に言い寄ります。
今後、町おこしがうまくいく町といかない町は
ますます格差が大きくなるでしょう。

金に頼らず、市民の知恵で乗り切ろう。
様々な場面で市民ワークショップが開かれ、
自分たちの街は自分たちが何とかしなければならない。
ようやくそういう意識が住民に芽生えたのかもしれません。

でも、残念ながらそうした会合に出てくるメンバーはいつも同じです。
意識の高い市民が集まるのですから、それは仕方が無いのかもしれません。
また、まちづくり先進地の人たちは他市町村のまちづくりの会合にも
招かれたり、自主的に参加したりしてくれます。
まちづくりもノウハウがありますから、いろいろな人の意見は貴重です。
ワークショップの進行も経験がものをいいます。
特に先に実践しているまちづくりの話は参考になるでしょう。

でもなんか気になるんですよね、
そうやってわざわざ来てくれている人たちとそれを迎え入れる市民の関係。
彼らがコンサルとダブって見えてしまう。
まちづくりもハマるとセミプロのようになるのかもしれません。
また、自分たちより外部の人が立派に見えるのかもしれません。
でも、ほどほどにしておいた方が良いでしょう。
自分たちの街は住んでいる住人の手でつくるべきです。
うまくいくかいかないかは住民の愛着と意識の問題でしょう。
まちづくりは自分の街で行うのが正攻法です。

2003年2月7日(金曜日)
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■会長 : 小林 哲也(KOBAYASHI TETSUYA)
1961年新潟県三条市生まれ。1級建築士事務所 FORUM主宰
建築士会で1999年 福祉住環境コーディネーター検定対策講座を開催。
その際集まった仲間と「福祉住環境コーディネーターネットワーク」を結成する。
ちいき住宅工房主宰

■講演
2003年
1月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
    平成14年度介護支援専門員現任研修(佐渡中央会館:佐渡地域振興局健康福祉環境部)
2002年 
12月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
11月  十日町住宅改修講習会(十日町地場産業振興センター:十日町市)
7月  介護保険 住宅改修研修会(三条総合福祉センター:三条市)
4月  加茂商工会議所研修会(加茂商工会議所:加茂商工会議所青年委員会)
3月  住宅改修セミナー(西川町役場 保健センター:巻保健所)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
2月  福祉住環境セミナー(新宿:建築情報社)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
     住宅改修セミナー(新潟NOCプラザ:阿部木材株式会社)

■取材
2002年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2003「2000万の家」
10月   新潟日報「いつまでも我が家で-寝たきり予防へ改修」
9月   TeNY「介護豆知識-住宅改修」
8月   新潟日報「介護住宅改修事情」
4月   日経アーキテクチュア「資格に頼らず、資格を生かす」
2月   新潟日報社 ささえーる2002「住宅改修事例」
2001年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2002「こだわって新潟」

■リポート
2002年
12月   オランダ建築視察旅行記(PDF:ご覧になるにはアクロバットリーダーが必要です)

■作品集
最近の作品です。よろしかったらご覧ください。

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