第344回
期末試験
いよいよ2学期も終わりです。
はやいもので、昨日は期末試験を行ってきました。
学生たちは今週いっぱい試験を行い、来週から冬休みです。
順調に行けばそれでよいのですが、期末試験や、先日行った中間試験などの成績を加味して、基準点に達しないものは追試験を行わなければなりません。
通常の試験問題だって、作成するのは結構大変です。
時間もかかりますしね。
だから、なるべく最低点でも取ってもらいたいという気持ちです。
このうえ、追試験の作成というのは非常勤にとっては負担が大きいのです。
何回も学校に来るのは面倒なので、試験終了後その日のうちに2学期の成績を出してしまいます。試験の出題範囲などを細かに教えているのですが、
どうして基準点にも達しない答案があるのだろう?
ごく一部の学生なのですが、どうも学校に来る意欲を感じられません。
2学期の成績を出すには、中間と期末の成績やその他の課題の提出状況を加味した私独自の公式があります。
なるべく赤点を出さないように、いろいろと変数を変えてみるのですが、
どうしてもそういう類の生徒はすくい上げが出来ません。
そもそも、出席日数は足りないし、中間も期末も基準点に達しないのだから、どういう風に変数を変えても無理に決まっているのです。
多少下駄を履かせてみたところで、どうせ追課題は作らざるを得ないとあきらめ、教育的指導をすることに腹を決めました。
そんな訳で、昨日の午後はそんな一部の学生のために費やすことになった訳です。
多分私の講義だけではなく、他の講義でも同じ状況を作っているのかと思うと、追試をしても、それすらも基準点に達してくれないのではという恐怖が走ります。
どの講義も決して出来ないことを要求しているわけではないのですが、彼らの価値観には組み込まれていないということでしょう。
おちこぼれを作らないように指導するのも講師の役目という気持ちもありますが、ここは専門学校ですし、本人の意思のもとに選択しているのですから、勉強したくないという気持ちだって尊重しても良いのではないでしょうか?結果として卒業できないとしても、それは本人の選択であるというのは厳しすぎるのかなぁ?
でも、社会に出たらもっと厳しい現実が待ち構えているんですがね。
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