第28回
情報の鮮度は1週間
情報は生き物です。
自分で溜め込んでも知識のひとつでしかなく、
やがてその知識も忘れ去られてしまいます。
しかし、自分で得た情報を他に発信すると
その反響が別の形になって戻ってきてくれます。
情報を発信する人に情報が集まるのはこういう理屈です。
ネットワーク化する意味は参加する人の情報を共有化することです。
一人の知識や情報は限りがありますが、
おのおのが情報を発信することで、
情報を発信した人はより多くの、
ネットワークに参加した人と情報の共有を図れます。
情報には鮮度がありますから、
いつまでも自分で抱えていてはだめです。
でもなかなか情報発信がうまく出来ない人が多いですね。
自分の情報に自信が無いのかもしれません。
戻ってくる反応に過敏になっているのかもしれません。
もしかしたら、もったいなくて教えたくないのかも知れません。
何れにせよ、
情報は出す人と出さない人にしっかり分かれてしまうようです。
ただ、情報の鮮度はせいぜいもって1週間です。
腐りかけの情報を貰っても誰も喜ばないでしょう。
ネットワークの運営も会員に向けての情報発信が命です。
地区例会の報告や次回開催の告知が
タイムリーに行われている地区は活動も活発です。
面白そうな地区活動には、多くの出席が見込まれますから、
いろいろな情報もあつまります。
反対に情報を発信していない地区は集まる人間も固定化し、
さしたる情報もなく毎回、会議ばかり行います。
会員は生きた情報が欲しくて参加しています。
そこで地区代表はどうやったら会員に満足してもらえる
例会の開催ができるか苦慮しますが、
地区代表1人が一生懸命考えても限界があります。
代表は日々、地区ではこんなことをやってます程度の
情報をタイムリーに発信するだけで、
会員自体から、多くの情報をもらえるということを体験しなければなりません。
情報の鮮度は1週間
腐る前にどんどん発信してしまいましょう。
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