第255回
新陳代謝
総会が終わり1ヶ月の猶予期間をもってネットワークの会員更新を完了しました。
ネットワークの更新はいたってシンプルで、期日までに年会費を納入することで完了します。
一斉メールで案内を送付する以外は何もしません。
期日を過ぎて地区代表は地区の通帳の入金を確認し、それをチェックします。
毎年10%以上の方が更新手続きを行いませんが、1年間でそれを上回る入会者がありますので、
ネットワークとしては健全な成長を遂げているのだと思います。
このネットワークでは自主的に求めない限り、なにも得ることが出来ないシステムになっています。
自分から歩み寄らないと情報は引き出せません。
年会費を払えば上げ膳据え膳で情報が一方的に届くという会もありますが、
自分から積極的に得ようという姿勢が無ければ、結局身になりません。
また、ただ与えられるのではなく、多くの情報から必要なものを選択することは重要です。
一方的な情報ではなく、自分も情報の発信源になることも求めます。
以上のことから会員専用HPを設置し、会員相互の情報交換や連絡事項を雑多に掲載しています。
会員はここにアクセスし、必要な情報を得たり、発信するシステムです。
ところが意外とこれがハードルになっているようで、
入会しても、仮登録のまま、会員専用HPにアクセスしない人がやはり10%以上居ます。
もちろん、地区例会に参加することでも十分な情報を得ることが出来ますから、
インターネットが苦手な方はそちらに参加するという方法もあります。
しかし、地区例会を見ていると、参加している人はほぼ固定化しているようですし、
そういう人は会員専用HPにも参加しています。
会員専用HPは携帯電話などの携帯端末からでもアクセスできますから、
以前のようにコンピュータが必要であるといった経済的障害は小さいでしょう。
例会にも参加せず、会員専用HPへのアクセスもしないといった会員は、
浮動会員として更新時期になると揺れ動くのです。
もしかしたら、そういう人は会員であることすら忘れているのかもしれません。
ネットワークは個人の価値観を尊重しますから、それはそれで正しいのです。
ネットワークに価値を見出せない人は更新する必要はありません。
義務でネットワークの活動をしても、結局続きませんから。
更新時期を過ぎてから、また今年もどんどん新たな仲間が入会しています。
じきに会員数は前年度を超えることでしょう。
入会動機は様々でしょうが、ぜひ積極的な参加を期待します。
どんな会もそうでしょうが、自主的に動く人にはメリットが大きいのです。
それがわかった人は固定化し、ネットワークの推進力になってくれます。
自分の価値観のベクトルがネットワークのベクトルと一致したとき、
その価値は増幅します。
方向性があっているかどうかは結局、参加しないと分かりません。
また、そうやって積極的に参加する会員の力はネットワークの方向性をも決定します。
ベクトルが合わないから辞めるという方法と、
ベクトルを自分が参加することで軌道修正するという方法があるのです。
ネットワークは生き物です。
常に変わっていますし、やめる人、新たに参加する人と新陳代謝を繰り返し、
また、新年度を始動し始めました。
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