第248回
秋の空
昨日は午後からの授業が終わってから加茂の対策講座へ向かいました。
私は国道を通らず、信濃川の土手を走るのですが、
まわりの田んぼはすっかり黄金色になり、空はうろこ雲がかなり上空に見えました。
田んぼの向こうに見えるや弥彦山とその上のうろこ雲は新潟県の原風景です。
もっとも新潟らしい風景だと思います。
車の窓を少し開けると、エアコンの人工的な風ではなく、
秋の乾燥した、それでいて枯れた草の香りのする風が入ってきて気持ちよかったです。
これから稲刈りが始まると、あたりはますます匂いたちます。
気が付くと日中鳴いていた蝉は静まり、夕日の中でとんぼが影を落としていました。
今年は残暑もなく、あっという間に秋が来てしまいました。
もう、ジャケットを羽織ってもちょうど良いですからね。
すっかり夕方も暗くなり、加茂に着く頃にはすっかり太陽が弥彦山に隠れていました。
実りの秋ですが、大丈夫でしょうか?
巷では天候不順による凶作が叫ばれています。
以前の米騒動はないとは思いますが、それでも既に値上げのニュースが入っています。
今年はゴールデンウィークに田植えを初体験したんですがね。
自分が参加したと思うと、米の出来栄えが気になります。
稲刈りっていつぐらいから始めるんでしょうね?
9月の後半までは、建築士試験講座で日曜は全て講義に当てられてしまいますが、
それ以降なら、稲刈りも体験してみたいな。
もう、遅いでしょうかね?
農業の事はさっぱり分からなくて、カレンダーが頭に入っていません。
でも、こんな高い空の下で稲刈りをやって、
昼にはおにぎりをパクつくのも楽しそうですよね。
弥彦山の反対を見ると、それでもまだ空は明るいのですが、
その中に粟ケ岳が影絵のように浮かび上がっています。
今年もとうとう登る機会を得ることが出来なかったですね。
10月に入ったら、少し早い紅葉を探しに登ってみましょうか?
わずか2週間程度なのに、あの暑い夏は遠くに去り、
季節は確実に秋になっています。
そんな季節を感じられる新潟は好きです。
この土手道も春は桜、夏は木漏れ日、今は黄金の田んぼですが、これから紅葉が楽しめます。
エネルギッシュな都会の喧騒も捨てがたいですが、田舎の生活もなかなかこれで快適です。
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