第222回
壊して強くなる
台風10号は日本国内にさまざまな傷跡を残しつつも、ようやく抜けていってくれました。
台風一過、今日は全国天気が良いそうです。
新潟の外はまだ曇り空ですが、じきに青空に変わることでしょう。
今日は海が込みそうですが、波は残りそうですから、事故に気をつけてください。
新潟の花火は昨日延期になりましたが、今日は無事開催されそうですね。
さて、話は変わりますが、以前スポーツジムに通っていた頃、トレーナーから聞いたことです。
人間の筋肉というのは、破壊することでより強く再生するのだそうです。
だから、筋肉をつけたければ、一旦、筋肉を破壊するくらいの負荷をかけなければなりません。
ダイエットの為にジムに通いましたが、その実践計画をたてなければなりませんでした。
カロリー制限を主にダイエットを行う場合、
いきなり脂肪は燃焼してくれることは無く、筋肉が減少してしまうのだそうです。
そこで、有酸素運動を行い、適度に筋肉を使うことで、
筋肉の必要性を体に知らせつつ、脂肪を燃焼させます。
この方法は生活を改善することが重要で、痩せたからといって安心すると
すぐ、リバウンドしてしまいます。
もうひとつの方法は筋肉を大きくし、基礎代謝を上げることで
結果としてダイエットするという方法です。
こちらは体重が減少しないのですが、ぶよぶよの体から引き締まった体に代わり、
随分痩せた印象に代わります。
トレーナーのたててくれたプログラムはこの両方を取り入れたものでした。
まずは筋肉をつけて基礎代謝を増やし、その後、それを維持すべく、有酸素運動を行います。
私は足が太く、結構筋肉があるようなのですが、この上筋肉をつけるのですか?と尋ねたところ
今の筋肉は霜降り状態になっていて、一旦壊さないとダメだそうです。
むしろ筋肉を壊し再生することで、足は細くなりますよとの事でした。
筋肉に最大負荷をかけます。
限界を迎えたところでウェイトを落として、再度繰り返します。
最後はウェイトをかけていなくても、足をプッシュアップできなくなってしまいました。
これで筋肉組織はずたずたに壊れた訳です。
しっかりストレッチを行い、たんぱく質を摂取することで数日かけて筋肉はより強く再生を図ります。
1ヶ月ほど続けると言われたとおり、体重は変わりませんでしたが、体型は変わりましたね。
その後はランニングマシンやエアロビクスに参加して、
最終的に10sの減量に成功しました。
太りすぎて、保険にも入れてくれない状況に陥っていましたから、必死でしたよ。
「雨降って地固まる」という言葉もありますが、
一旦、破壊することでより強固になれるというのはあるのかもしれません。
人も打ちのめされて、より強く成長したりするものです。
必要悪としての破壊も容認することは必要なのかもしれませんね。
「覆水盆に還らず」という言葉もありますから、
破壊する前に再生可能かを良く見極めることも重要ですがね。
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