第220回
勝ち組は上位2位
どんな業界でも不動のポジションを守れるのは上位2位くらいまでではないでしょうか?
日々、熾烈な戦いを繰り返していますが、私たちの頭に残るのはほんの一部の会社名です。
そうした2トップは鮮烈に頭に残り、勝ち組として君臨しますが、
それ以降は名前こそ覚えていても、順位が安定せず、
いつ新参者に取って代わられるか分からない不安定さがあるのです。
企業名をしっかりと心に刻んでもらえるのはトップ2、その努力は大変なものでしょう。
でも、そこにポジションを得たら、随分安定してくれます。
自分たちの価値観の順位も、この法則が適応されることが多いのです。
例えば、山積みになった仕事を処理する順番です。
やらなければならないと思っていても、結局は自分の興味の対象はすぐやりますが、
やりたくないと思う仕事は後回しになってしまいます。
価値観の上位に来ていれば、きちんと行いますが、下位に追いやられるほどその処理は遅れ、
やがて、新しい仕事に優先順位を抜かれてしまい、いつの間にか忘れ去られてしまいます。
このネットワークへの参加の意識も、まさにそれです。
会員の意識の上位に食い込んでいれば、安定したものになりますが、
2位以降に考えていたら、例会への出席や、会員専用HPの確認といった作業は後回しにされ、
やがて、ネットワークそのものへの興味が薄れ、会員資格の更新をしなくなります。
もちろん、自身の自主的参加のみがネットワークを支えています。
強制するつもりもありませんので、自分の価値観のまま行動していただければ構いません。
ネットワークは毎年、何人もの人が更新手続きを行わず、自動的に退会していきます。
今のところは、それを上回る入会者がいてくれて、毎年会員数は増えています。
しかし、問題はなかなかそうした会員の皆さんの意識の上位に食い込めないところです。
積極的に勧誘するということが無いネットワーク活動です。
自分でアクションを起こさなければ、別に会報を送るわけでもなく、
なにも情報を得ることが出来ません。
しかし、会員専用HPや例会への積極的な参加を行えば、生きた最前線の情報の泉なのです。
大事なものとして意識してもらえるのも上位2位まで
更新時期を迎え、会員の意識の上位に食い込んでいるのか、
それとも入れ替わりの激しい不安定な層に存在しているのか、
少し興味のあるところです。
この法則はいろいろなところで案外当てはまりますから、ちょっと考えてみてください。
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