第217回
桃下に冠を正さず
昨日、不快なことがありました。
今日行う住宅改修相談で、お宅を訪問するのに住所を聞いたのですが、
地番が変更されていて、事務所の古い住宅地図では場所を探し出すことが出来ませんでした。
そこで市の図書館に行き、地図を確認・コピーすることにしました。
夕方近くに図書館を訪れましたが夏休みということもあり結構な人出です。
目的の住宅地図はカウンターの近くにあります。
確認すると最新版の住宅地図で地名も変更されていました。
最近の打合せはメールで行っています。
メールは携帯端末にも転送をかけているので、住宅改修相談のメールもPHSに入っていました。
さて、何丁目だったかなと地図を開いてメールを確認したところで、
「ちょっとあんた、困るね!何やっているの!」という大きな声が、静かな館内に響きました。
最初、何のことか判らなかったのですが、
カウンターの奥で男性職員が睨み付けているのはどうやら私でした。
もう、周りにいた人の目線はすべて私に向いていました。
「なんですか?」と聞けば、「そういうことをされては困るね!」と言われます。
館内でPHSはまずいのかなと思いましたが、別に電話している訳ではなく、
メールに入っている住所を確認しているだけです。
それが怒鳴られるほどいけない行為には思えませんでしたので、だんだんムカついてきました。
怒られっぱなしというのも嫌でしたので、負けないくらいの声で
「なんでしょうか?何か問題ありましたか?」と答えました。
よくよく聞いてみると、どうやら携帯で地図を撮影していると思ったらしいのです。
以前、若者が書店で本を撮影しているという記事を読んだことがあるということで、
どうもコピーもしないで、著作権の侵害をしていると思ったらしい。
コピーは1枚10円です。
さすがにそこまでセコイことは考えていませんでしたが、
そう思われちゃったことが悔しいです。
人を疑うところから発想している市職員は腹立たしいものがあります。
彼らは市民に対するサービスが職業なのですから。
そうは言っても、桃下に冠を正さず
図書館や書店であまり携帯を開いていないほうが無難ですね。
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