第207回
実務研修会も開催されます
なかなか梅雨が空けません。
こんな年も珍しいです。
夏はやはり暑いほうが気持ちいいです。
さて今日は上越で総会が行われますが、ピンポイント天気予報ではまずまずの天気です。
屋外展示の福祉車両や車椅子の試乗には問題なさそうですね。
今日は総会にあわせて、午前中に実務研修会が開催されます。
実務登録は何回かコラムでも取り上げてきました。
ネットワークの活動が活発になればなるほど、社会からの期待は高まります。
福祉住環境整備、特に住宅改修は個人の資産に関わる作業です。
会員の何人かはそういった作業に携わりますが、特にネットワークがそれに関わることはありません。
仕事を斡旋したりということは一切なく、参加している会員個人の業務として行われるのです。
だからといって、ネットワークはそれに対して何の責任もないかと問われれば、
そんなことをいえない状況であると言わざるを得ないでしょう。
会員のネットワークへの関わりは千差万別で、かなり温度差があるのが現状ですが、
ちいきの人たちから見たら、ネットワークに参加している専門家というひとくくりで見られてしまいます。
ネットワークの会員で心無い仕事をする人はいないとは思いますが、
危機管理的に考えると、やはり依頼者に対して何らかの形で保護をかける必要があるのです。
そこで、ネットワークとしては一定の水準にある会員に呼びかけ、
実務登録してもらうことにしました。
ネットワークでは「福祉住環境コーディネーター検定2級」程度の知識と、
ネットワークが行う実務研修を毎年受講するというハードルを設け、
それを満たした会員に対して、実務登録者と認定することにしました。
実務登録のジャンルは別に建築だけではありません。
会員が背景にもっている専門性で登録することが出来ます。
ですから、例えば、教師の会員は教育部門の実務登録者ということです。
こうして実務登録された会員は、今後ネットワークのHPで紹介されます。
実務登録者はネットワークが認定した、実務に耐える会員であると公表する訳です。
また、自治体からの依頼で技術者を派遣する場合も、
ネットワークからは実務登録者を推薦することになります。
こうして相談者は実務登録をしている会員であれば、
安心してネットワークの行うサービスの提供を受けられるのです。
もちろんネットワークに参加する意味は実務登録だけにあるのではありません。
ネットワークに参加することで、さまざまなジャンルの人と出会うことが出来ますし、
いろいろな知識を得ることが出来るでしょう。
ですから、実務登録者がネットワーク内で特別な存在であるということはなく、
会員が自発的に名乗りをあげただけと考えていただければ良いでしょう。
ただ、もしネットワーク会員であり、実務を行うものであれば、
やはり実務登録を行って欲しいというのが本音です。
実務登録は基礎編とスキルアップの二つの研修が行われます。
今日行われる基礎編ではネットワークの実務に関する考え方を研修し、
明日行われるスキルアップでは、毎年改正される制度の最新情報を学びます。
実務登録希望者は初回は基礎編とスキルアップの両方を受講しなければなりませんが、
更新の際はスキルアップだけで構いません。
今回は初回なので全員が両方参加しますが、今晩の懇親会で飲み過ぎないようにお願いします。
そりゃお前だって声が聞こえてきそうです。
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