第203回
ホテルニッコー 新潟
昨日は東京のクライアントと昼に待ち合わせをして、
昼ごはんも抜きで打合せに入りました。
天気は残念ながら曇りでしたが、街を歩く女の子はもう夏モードに入っていました。
それを横目に電気が通電されず、暗くて少し黴臭い店の中に中年4人はどうも不健全です。
あれこれ実寸を計ったり、備品を確認したりして、
一通り終わったら4時近くになってしまいました。
それで、東京に帰る前にちょっと軽く食事をしようということになり、
適当な店をさがしたのです。
新潟の新名所 朱鷺メッセは如何ですかということになり、
先日訪れたとき、テナントで入っているところはあまりたいした店がなかったので、
ホテル内のレストランならそこそこのものを食べさせてくれるだろうということになりました。
新潟で一番高いビルに入っているホテルですから、
最上階にレストランがあるのかなと思っていたら、
なんと3階のフロント階にしか入っていないということでした。
つまらないですね。
設計者は何を考えているのだろう?
私たちが入ったのはフロント脇のカジュアルレストランでしたが、
ただ、広いフロアを仕切っただけの空間で、
外の風景はあまり整備されているとはいえない、さえない商業港が広がっていました。
そのレストランは一流ホテルのわりに落胆させるサービスです。
従業員教育が徹底していないというより、フロアマネージャー自体がダメですね。
まず、テーブルごとに担当スタッフをつけていないから、
お客の要求に速やかに答えられないばかりか、調理場にうまく伝わりません。
全品そろったところで清算を持ってくれば良いものを、
まだ、コーヒーも来ていないのに持ってきたり。
普通、ご注文の品は全部来ているか確認してから持ってきませんかね?
フロアマネージャーらしき男は仏頂面でお客のテーブルを徘徊し、何も言わずに皿を片付けます。
北の国の五郎ちゃんだったら、「まだ子供が食べてるっしょ!」という場面です。
さすがに東京のクライアントも呆れていました。
新潟もなかなか国際都市でしょ?ってつもりで連れて行ったのですが、裏目に出た訳です。
私はいままでニッコーをいくつか利用していますが、新潟はワースト1ですね。
僕が利用したニッコーホテルは横浜ランドマークタワーと金沢、パリくらいしかありません。
良かったのは横浜で、悪かったのは今まではパリだったのですが、
この度順位を入れ替えることになったのです。
新潟は泊まってはいないので、高層階の部屋は新潟を一望できて良いのかもしれません。
でもねー。わざわざ新潟に泊まるような機会も無さそうだし。
食事を終えて、駐車場から出るのですが、この動線計画も最悪でした。
ホテル用の駐車場は地下にあるのですが、
駐車場内への入り口と出口が同じ場所で、危険極まりない。
結局、スタッフが誘導しないといけない状況です。
また、出てからもタクシーの送迎用通路とゲスト通路が一緒になっているので渋滞します。
最後の最後まで落胆させてくれる建物でした。
外観はかっこ良いし、展望台は一見の価値はあると思うのですが、
スタッフはこの地に立って設計したのかなとすこし疑問に感じてしまいました。
さて、今週は梅雨があけてくれますかね?
|