僕の独り言につき合って |
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第197回 蝉 気が付くとすっかりあたりでは蝉の鳴き声が聞こえているのですね。 早いものでもう7月も半分過ぎてしまいました。 学生たちの成績付けも終わり、後は追課題の提出を待てば夏休みです。 社会人になってすっかり夏休みなんて忘れてしまいましたが、 今にして思うと随分もったいない使い方をしていたと思います。 大体、当時は朝起きるのが9時過ぎでしたからね。 それも暑くてどうにも寝ていられなくなって、仕方無しに起きだしていました。 今では、仕事がひと段落つき、ふっと外を見ると、あたりが白み始めています。 それでもちょっとだけ睡眠を取って、普段と変わらない時間に起きだす毎日です。 まとまった休みがあったら、いろんなことをしてみたいと思うけど、 それはきっと子供の頃も思っていたのでしょう。 結局、時間が出来ても怠惰な日々を過ごしてしまう自分の弱さが情けないです。 人は忙しさの中にこそ時間を見出すことが出来ますが、 暇なときはやりたいことも面倒くさくて結局何もやらずに時間だけが過ぎていきます。 適度に忙しさがあったほうが効率的に過ごせるようです。 そして重要なのは「忙しい」と言わないこと。 「忙しい」と誰に構わず言っている人をよく目にしますが、 大抵それほど忙しそうではありません。 本当に忙しい人は「忙しい」という暇も無いほど忙しいでしょうし、 「忙しい」と口にしてしまうと自分が悲しくなってしまいます。 「忙しい」という人たちはそれを口にすることで、 仕事を処理できない自分への言い訳をしているのかもしれません。 均等に程よく仕事をセッティングすることが、その人の能力なのでしょう。 さまざまな啓蒙書が書店に並んでいますが、多分そうしたことを解いているのだと思います。 でも、そういう本を何冊もひも解くよりも、 木々の間から聞こえてくる蝉の鳴き声を聞きながら、 こんなことを考えているほうが時間のロスは少ないかもしれません。 「忙しい、忙しい」と動き回る人間を笑うように、今日も蝉が鳴いています。 |
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2003年7月16日(水曜日) | |
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