僕の独り言につき合って |
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第196回 地区会計 今期(会計年度的には前期)、ネットワークは会計も地区への権限委譲を行いました。 現在、国会で問題になっている地方分権に関わる地方公共団体への財源移譲ですが、 ネットワーク的には利権が絡まないので、スムーズに行えました。 それまでは会費や入会金、各種事業の入金を本部口座で管理し、 地区へは会費から本部経費を除いた部分を地区活動費として入金したり、 事業補助を行ってきました。 まさに日本の税制そのままで、事業補助は地方交付税ということになります。 しかし、会員が増えてくると、その把握に非常に時間が掛かるようになってきました。 入金はしてくれたけど、申込書に記載されたメルアドはエラーが出るし、 電話を掛けてもなかなか繋がらないという事は日常茶飯事です。 近くの人なら何とか対応をするのですが、なにせ広域ネットワークなのでなかなか難しい。 そこで会員の会費、入会金を含め、地区に管理をお願いした訳です。 ネットワークを運営するための資金は会員からの会費や入会金、検定対策講座のみですが、 これらの管理を全て担当する地区にお願いし、 本部へは年度末に所属している会員に対し本部運営費として500円、 その年に入会された会員からお預かりいただいている入会金3000円だけを入金頂いています。 おかげで本部口座は随分スリム化しました。 本部からの支出は、インターネットHP維持費と総会補助、実務研修とシンプルなものです。 昨年までは総会を控え、収支報告書作成に随分時間を費やしていました。 今年はその仕事を地区で担当してくれていますので、その仕事から解放されています。 役員専用メーリングリストでは毎日何十通ものやり取りが行われており、 厳正に審査を行っています。 地区で会計をまかなうのは、その地区の自立度を高めるには有効です。 地区活動には少なからずとも経費が掛かりますが、それをどういう風に捻出するのか、 どういう使い方をするのかをきちんと議論してくれますからね。 本部はそうした地区の活動を外からサポートし、総括することに徹します。 ネットワークはそれ自体が利益を生む組織ではありませんのでシンプルです。 それにくらべて日本の利権が絡んだ地方分権は大変そうですね。 中央集権に毒された地方は合併問題も補助金目的だったりして、本質が忘れられているし、 中央官庁もその膨大な利権を地方公共団体に渡したくないといった攻防です。 まあ、地方にうまく移譲できても、 今度は田舎の権力者同士の覇権問題になってくるのでしょうが。 金のないネットワークはそういう悩みを抱えないのがよろしいと思います。 |
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2003年7月15日(火曜日) | |
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