僕の独り言につき合って |
|
第194回 ロバート議事法 昨日のつぶやきは何人かの人から反響を頂きました。 このコラムもだんだん一方通行ではなくなってきたのかなとうれしく思います。 形ばかりにとらわれた会議と感じている議事法はご指摘の通り、ロバート議事法です。 ネットワークに参加している人にJC(青年会議所)経験者は多いですからね。 JCやライオンズクラブといった団体で採用しているのがこの議事法です。 ロバート議事法は組織や会合を民主的かつ効率的に運営するために120年前にアメリカで考案され、 それ以降、世界でも最も権威ある議事法として各種団体で採用されています。 その特徴的なものとして、 @定足数遵守の原則 A多数決の原則 B少数意見尊重の原則 が挙げられます。 そして、議事の進行も議長の開会の挨拶、定足数の確認、議事録署名人の使命から始まり、 閉会の挨拶までこまかく定められており、厳格に行われなければなりません。 日本におけるロバート議事規則は京都の潟鴻oート議事規則研究所から発効されており、 605頁におよぶ膨大なものです。 ところでJC関係者でどれくらいの人が正しく規則を理解しているのでしょう? それよりも儀式のように進行している会議と その割の内容の乏しさに滑稽さを憶えてしまうのは私だけでしょうか? ロバート議事法が議事進行に有効な方法であるということを否定する気はありません。 しかし押さえなければいけないのはなぜロバート議事法なのかというところです。 また、なんでもかんでもこの方法が適していると一途に信仰するのも如何なものか? ネットワークが行う最高決議機関である総会などでは有効な方法でしょうが、 地区代表が日々話し合うMLにまで遵守しなければいけないのか? というバランスの問題を解いているつもりなのですが、信仰者にはそこが伝わりません。 技術論は論じるに値するものだと思います。 しかし、それだけを論じていても会議は踊ります。 民主主義もきちんと意見を戦わせて始めて機能しますが、 意見をきちんと述べることが出来ない代表者ではそれも成しえませんよとつぶやいてみたのです。 |
|
2003年7月13日(日曜日) | |
戻る | |
|
|
お問い合わせはこちらへお願いします。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||