僕の独り言につき合って |
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第190回 理解すること、理解されること 人は時として、自分の考え方と違う人に対して排他的な態度をとってしまいます。 きちんと意見のぶつけ合いをするなら問題がありませんが、 集団の中に一人という状況では排他的な態度に出てしまいがちです。 異分子は排除したほうが簡単だからです。 こうした村的な発想は帰属性が強くなればなるほど顕著です。 村の長がグローバルな発想を持っていると、 こういう異分子もうまく社会に取り込んでくれますが、 大抵の場合は先頭に立って排斥しようとしますね。 結果的にこうして弾かれた人たちは都会へ向かうのです。 別に都会の人が受け入れてくれる訳ではありませんが、 都会のほうが許容量が大きいので、うまく紛れ込むことが出来ますから。 もしかしたら同じ境遇の人と出会うことが出来るかもしれません。 しかしあまり問題の解決にはなっていませんね。 違う考えを持っている人はきちんとその考えを説明しなければ理解してもらえませんが、 周囲の排他的な態度に閉口してしまい、理解されるような態度に出ません。 そうした理解してもらうための努力を怠ることは、 自らも周りに対して排他的な態度をとっていることにもなります。 理解してもらわなくても構わないという態度の異分子は これまで平穏な村社会の住民にしてみたら、 風車に戦いを挑むドンキホーテのように映るのでしょう。 既成の概念なんて、本当のところはあやふやなもので、 あるところから簡単に崩れてしまいます。 異分子と思われることに文句を言わないで、頑張って既成概念を崩して欲しいですね。 また、長はそういう少数派の意見もしっかり取り入れるべく努力しなければなりません。 生理的に合わないなんていうのは、小学校や中学校の「いじめ」のレベルです。 地区制は時として、帰属性の強さから、排他的な集団を構築してしまう可能性があります。 こういう弊害を取り除くために会員の活動は地区の枠にはとらわれない自由を保障しています。 地区代表はこうしたことも考え、 他の地区の会員が来て見たくなるような活動を示して欲しいということです。 地区代表は村の長です。 村の長はサル山のボス猿では困ります。 テリトリーを守ることよりも、外からの意見も取り込んでください。 それが地区の活性化に繋がります。 また、会員はどんどん面白そうな地区の活動に積極的に参加してください。 今月行われる総会は、ネットワーク全体を眺めることが出来る最も有効な手段です。 理解すること、理解されることは表裏一体です。 お互いを認めあう姿勢が無いとうまくいきません。 |
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2003年7月9日(水曜日) | |
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