第173回
メモリースティックはかなり使える
以前はモバイルコンピュータを持ち歩いていました。
仕事のデータが無いことが恐怖でしたから。
私の愛用しているのは東芝のリブレットです。
モバイルに多くを望みません。
ですから、別にFDやCDは付いていなくても構わないのです。
それより携帯性が重要でした。
今の前のバージョンは小型化するためにキーボードも小さくなっていて、
本当に緊急事態用で、一応Windowsは走りましたが、メール確認くらいしか出来ませんでした。
鞄のストラップが外れて落としてしまい、壊れたので買い換えましたが、
今使っている機種はかなり実用的です。
前のより大きくなりましたが、キーボードは普通のサイズになり、画面も広がりました。
それでもA5よりちょっと大きいくらいで収まり、私のウェストバッグにも納まります。
実はこのコラムはモバイルコンピュータからアップしているのです。
ですから、旅行中も更新が出来るという訳です。
でも、前の機種も落として壊していますし、
やはり電子機器の持ち歩きはなるべく避けたほうが良いでしょう。
講演にプロジェクターを使うとか、きちんと目的があるときは仕方ありませんが、
不安だから持っているというのはリスクが高すぎます。
最近は面白い周辺機器が増えていますね。
メモリースティックはその中でもヒットです。
USBに差し込むだけで、外部記憶装置として働いてくれるのですが、
容量もそこそこ大きいので、大抵のデータは持ち歩くことが出来ます。
私が使っているのはSDカードを記憶媒体としたメモリースティックなのですが、
これが便利なのは、私のモバイルコンピュータにSDカードリーダーが装備されていることと、
デジカメがSDカードをメモリに使用していること。
PHSもSDカードがメモリになっているということで、実に汎用性があります。
私が持っている全ての機種のデータをこのスティックでどのPCにも受け渡しが出来るのです。
私が利用しているソフトなんて、大抵のPCにインストールされているものです。
CADはさすがに難しいのですが、フリーソフトのCADでもデータは読み取ることが出来ます。
ですから、日常のデータはこのメモリステックを持ち歩くことにしています。
あとは近くにあるコンピュータをちょっと借りるだけ。
それ以外のデータはインターネットが繋がればWeb上の事務所もありますから、
大抵のことは手のひらに収まるメモリで解決できたということになります。
コンピュータを持ち歩かなくてもデータを持ち歩けるというのは画期的です。
ウェストバッグの容積をかなり増やすことが出来ました。
最近は音楽も聴けるメモリーステックやラジオが聞けるのもあるらしいです。
やっぱり需要があるということでしょうか。
アナログ人間の私も、仕事で扱うデータはやはり膨大です。
大容量のメモリが持ち歩けることは、大変画期的なことだと思います。
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