第160回
私の時間活用術(1)
私の本業は建築設計です。
私の収入の大部分を占めているものです。
その他に専門学校で教えたりしています。
一方、FJC.Nは私が設計を行ううえで、
避けて通れない高齢化問題を考える為に行っています。
実は、現在最も時間を取られてしまうのがこのネットワークですが、
こちらはまったく無報酬。
外から講演を依頼されたときに、お礼を頂く程度です。
講演なんて食えるほどある訳ありません。
人から良く時間がありますねと言われますが、
私だって24時間という有限の時間の中に生きていますし、
多分、人より街に飲みに行っているかもしれません。
仮に私が、いろいろなことをやっているとすれば、
それは多分、私一人では行っていないから出来るのでしょうね。
私の事務所は私一人ですが、
物件があれば、その物件ごとに仲間とチームを作ります。
ネットワークで分業することで、より専門性に特化でき、
お互いにもっとも収益を上げることが出来ると思います。
もちろん自分が一つの物件を一から十までこなす事も可能でしょうが、
得意不得意がありますのでその拘束時間は膨大なものになるでしょう。
自分の得意分野だけをやり、他の分野はその専門家に任せることは
積極的に私の時間を増やすことを意味します。
その増えた時間で私はネットワークの仕事や、講演をこなしていきますが、
これが社会との接点でもあり、ここから新しい仕事が生まれてきます。
もし一人で一から十までやっていたら、
仕事が終わったら、それからまた次の仕事までは待ちの時間です。
無意味な待ちの時間を作るくらいなら、
積極的に空いた時間を作って、世間との接点を増やすのは当然の選択です。
つまり、均等に忙しい時間を作る。
そのためにネットワークが重要ということでしょうか。
私が提唱するFJC.Nの複数の専門家による住環境整備の取り組みは、
一つにはこの私の体験から提唱しているのです。
しかし、多くの人は仕事を抱え込んでしまいます。
全部を自分の手柄(収入?)にしたいのかな?
騙されたと思って、一回ネットワークの仕事を試してみたらどうでしょう?
本当に騙されたと思ったら、もう止めたらよいだけです。
でも、もしかしたら新しい自分の時間が発見出来るかもしれませんよ。
|