会長のつぶやき
僕の独り言につき合って
 

第150回

学生の査定

講師の査定というのは
つまるところ支払っている講師料に対する対価のバランスです。
お金を支払ってくれる人はお客様であるという考え方です。
講演をやっても、話がつまらない講師には次の依頼は入らないでしょう。
講師の持っているスキルが重要であることは基本ですが、
それ以上に、受講者を飽きさせずに引き込む技術が
現代では求められているということでしょう。
本来は、お金出してでもあの講師の話を聞きたいというくらい
カリスマ性を持つべきなのでしょうが、
受講者の顔色を伺いながら、講義を進めるふがいなさを反省しなければなりません。

もし、査定が経済的な効果から行われるとしたら、
企業が行う研修ではその立場が逆転します。
講師に支払うのは企業です。
受講者は自分の会社にお金を払ってもらっていますから、
それ相当の対価を自分の会社に見せなければなりません。
査定を受けるのは受講者自身なのです。

学生時代、お客さんに慣れきった人はこれがわからないらしいです。
もともと、学生時代も親から授業料を払ってもらっていましたから、
企業内研修の意味がわからないのでしょう。

企業が社員に研修を受けさせるということは大変なことです。
社員は会社に利益をもたらすために採用されています。
しかし、研修所に社員を送るときには、給料を保証しながら、
尚、彼らの授業料を負担することになります。
何も生産しないのに、普段の倍くらいの経費を掛けるということです。
ですから、期待されている対価はそうとうなものです。
お金を掛けていますから、企業は彼らの一挙一動を監視します。
お客様の受講者は、企業にとってあまり必要な人にはならないでしょう。
企業研修なんて、短期間ですから、
受講したからすぐ効果があらわれることはありません。
講義の内容そのものよりも、
いかにポジティブに、積極的に参加しているかがチェックされ、
それが人事に繋がっていくのです。

私もお金を貰っているから付き合うけど、
自分がお金を支払うなんて考えられない学生は居ます。
社会に出たら、この程度の経済の意味はしっかり理解しなければなりません。

2003年5月30日(金曜日)
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■会長 : 小林 哲也(KOBAYASHI TETSUYA)
1961年新潟県三条市生まれ。1級建築士事務所 FORUM主宰
建築士会で1999年 福祉住環境コーディネーター検定対策講座を開催。
その際集まった仲間と「福祉住環境コーディネーターネットワーク」を結成する。
ちいき住宅工房主宰

■講演
2003年
5月  福祉住環境整備講習会(新潟・長岡:(社)新潟県建設業協会)
    見附市福祉住環境講習会(見附商工会) 

2月  パネルディスカッション「福祉から見た健康住宅」(県央地場産業センター:健康住宅サミット)
1月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
    平成14年度介護支援専門員現任研修(佐渡中央会館:佐渡地域振興局健康福祉環境部)
2002年 
12月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
11月  十日町住宅改修講習会(十日町地場産業振興センター:十日町市)
7月  介護保険 住宅改修研修会(三条総合福祉センター:三条市)
4月  加茂商工会議所研修会(加茂商工会議所:加茂商工会議所青年委員会)
3月  住宅改修セミナー(西川町役場 保健センター:巻保健所)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
2月  福祉住環境セミナー(新宿:建築情報社)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
     住宅改修セミナー(新潟NOCプラザ:阿部木材株式会社)

■取材
2002年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2003「2000万の家」
10月   新潟日報「いつまでも我が家で-寝たきり予防へ改修」
9月   TeNY「介護豆知識-住宅改修」
8月   新潟日報「介護住宅改修事情」
4月   日経アーキテクチュア「資格に頼らず、資格を生かす」
2月   新潟日報社 ささえーる2002「住宅改修事例」
2001年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2002「こだわって新潟」

■リポート
2002年
12月   オランダ建築視察旅行記(PDF:ご覧になるにはアクロバットリーダーが必要です)

■作品集
最近の作品です。よろしかったらご覧ください。

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