第145回
インド人もビックリ
新潟市でお勧めの料理店というと広東飯店を外せないでしょう。
場所は東中通り、労働金庫の裏にあります。
この店は中華料理店ですが、本格インドカリーを食べてみて下さい。
オーナーはかつて東京オリンピックが開催されたとき、
選手村の賄いとして全国から集められた料理人の一人です。
そして、世界の料理店に武者修行に出たというユニークな経歴の持ち主です。
武者修行はインドにも行っており、そこで習得したのがこのカリーです。
カレー専門店は数多くあります。
何倍カレーなんて言って、劇辛カレーが受けているようですが、
この店のカレーはちょっと構えて食べなければなりません。
でも、何時までも残るわけではなく、水を飲むとスゥーっと辛さは引いていきます。
多くのカレーショップは化学調味料による辛さですが、
この店のそれは、すべて天然香辛料によるもので、いつまでも口に残らないのだそうです。
ライスに絡めて食べるカリーは、暑い夏には最高です。
一緒に付いてくる特製ナンで皿に残ったカリーを頂きます。
たっぷり汗をかいた後、店の外に出たときの爽快感はたまりません。
一度は食する価値のある一品だと思いますよ。
もちろん、中華料理店ですから、中華料理は絶品です。
ゆっくり頂くときは2階の座敷に上がって、コースを頼むと良いでしょう。
なんと麻婆拉麺はこの店が発祥だそうです。
店の構えは昔から全然変わっていません。
いつ行っても、期待通りの味を出してくれるというプロの姿勢がすばらしいです。
当たり前なのですが、これを継続できている店ってあまり無いのが現実です。
真直ぐ自分の仕事を見据えている職人の店は満足させてくれます。
なんだか、余計なことを考え始めると失敗するみたいです。
お客は料理店に美味しい料理を求めている。
クライアントが設計者に期待するものは?
久しぶりにあのカリーが食べたくなってきました?
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