会長のつぶやき
僕の独り言につき合って
 

第130回

見附市で講義

金曜日は見附市で福祉住環境整備の講義を一日行ってきました。
主催は見附商工会です。
建築組合を中心に30名程が参加してくれました。
講義の内容は、福祉住環境コーディネーター3級程度の内容です。
天気も良く、平日の貴重な時間だというのに、
皆さん、真剣に講義に耳を傾けてくれていました。

午前中は歴史的に見た福祉の変遷をお話させていただきました。
いきなり法律が何年に制定されたとか、宣言が行われたと言ってもピンときません。
その当時の時代背景を知ることが、もっとも理解しやすいのです。
北欧の国々が何故、福祉の先進国としてのポジションを確立できたのか?
福祉を学ぶには世界大戦を学ぶことがもっとも早い手段です。
テキストだけでは記憶に頼った勉強は出来るかもしれませんが、
その意味を深く掘り下げることが出来ません。
もし、テキストでそれを行おうと思ったら、とんでもない厚さになってしまい、
テキストを見ただけで閉口してしまうことでしょう。
だから、それを補うのが講師なのだと思います。
事実の羅列をいかに興味深くするかが勝負です。

午後からは身体の話を行いました。
住宅改修を行うためには、まずは相手のことを知ることが重要です。
人間の身体がどういう風に成り立っていて、
それがいかに絶妙なバランスの上に成立しているか?
バランスが崩れると、結局はすべての機能が障害を受けていくという理屈。
理由がわかって行う住宅改修と、
イメージで行うそれとではクオリティがまったく違います。
別に検定受講者が医学を目指すわけではありません。
「あるある大辞典」程度の知識でも構わないのです。
しかし、建築系が医療系の言葉の意図を感じ取れるだけの知識と
基本的な考え方だけは身につけておく必要があるでしょう。

1日かけて行える講義はこれまで。
でも、一番伝えておきたいことです。
後はテキストを読むことで何とかなるはずです。

2003年5月10日(土曜日)
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■会長 : 小林 哲也(KOBAYASHI TETSUYA)
1961年新潟県三条市生まれ。1級建築士事務所 FORUM主宰
建築士会で1999年 福祉住環境コーディネーター検定対策講座を開催。
その際集まった仲間と「福祉住環境コーディネーターネットワーク」を結成する。
ちいき住宅工房主宰

■講演
2003年
1月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
    平成14年度介護支援専門員現任研修(佐渡中央会館:佐渡地域振興局健康福祉環境部)
2002年 
12月  福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
11月  十日町住宅改修講習会(十日町地場産業振興センター:十日町市)
7月  介護保険 住宅改修研修会(三条総合福祉センター:三条市)
4月  加茂商工会議所研修会(加茂商工会議所:加茂商工会議所青年委員会)
3月  住宅改修セミナー(西川町役場 保健センター:巻保健所)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
2月  福祉住環境セミナー(新宿:建築情報社)
     福祉用具住宅改修講習会(新潟ユニゾンプラザ:新潟県社会福祉協議会)
     住宅改修セミナー(新潟NOCプラザ:阿部木材株式会社)

■取材
2002年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2003「2000万の家」
10月   新潟日報「いつまでも我が家で-寝たきり予防へ改修」
9月   TeNY「介護豆知識-住宅改修」
8月   新潟日報「介護住宅改修事情」
4月   日経アーキテクチュア「資格に頼らず、資格を生かす」
2月   新潟日報社 ささえーる2002「住宅改修事例」
2001年
11月   新潟日報社 ハウジング新潟2002「こだわって新潟」

■リポート
2002年
12月   オランダ建築視察旅行記(PDF:ご覧になるにはアクロバットリーダーが必要です)

■作品集
最近の作品です。よろしかったらご覧ください。

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