第123回
簿記を学ばないと、リストラで泣く!?
専門学校のボーリング大会が終わってから、紀伊国屋書店に行ってきました。
知人から本を買ってきて欲しいと頼まれたからです。
頼まれたのは簿記の本です。
会社の研修で簿記の勉強をしなければならないのだけれども、
与えられたテキストではどうもよく分からないので、
なるべく薄くて、分かりやすい本を買ってきて欲しいと頼まれたのです。
私の高校は普通科だったので、簿記の勉強なんてしたことがありません。
本を買ってきてくれと言われても、そんな無責任に選ぶことは出来ないと一旦は断ったのですが、
何も知らないから、むしろ良いと返事が返ってきました。
私が見て、理解できそうかなというのを選んで欲しいというのです。
なるほど、それも一理あるなと思い、
何を選んでも文句を言わない。
返品をしない。
という条件付で要請を受け入れることにしました。
紀伊国屋は良く行きますが、簿記のコーナーの前にははじめて立ちました。
パラパラとめくったのですが、そもそも興味が無いので全然わからない。
正直、どうしようかなと思いました。
そんな時、一冊の本が目に留まったのです。
並んでいる本の中で一番薄い本でした。
中経出版から出ている「簿記の基本が面白いほどわかる本」(1000円)です。
サブタイトル(?)に「簿記を学ばないと、リストラで泣く!?」と書いてあって、
それがとてもショッキングで興味深いものでした。
私自身、建築も福祉も経済論理に乗っていないものは継続不可能であると思っています。
エコロジカルな生活とは循環型経済の中にこそ見出せると思います。
ですから、経済の話は決して嫌いではありませんでした。
しかしながら、自分の会社を振り返ってみると、全然 簿記なんかに興味が無かったのです。
まあ、私の会社の簿記といっても、家計簿に毛の生えたみたいなものですし、
仕入れもほとんどないし、手形もありません。
使用する勘定科目なんてほんの少ししかありませんから、
適当とは言いませんが、お任せの経理しかやっていませんでした。
帰りのバスの中で、ちょっとだけ読んでみたのですが、なかなか面白い。
知人が勉強するのは日商簿記3級だそうですが、これは「個人会計」なんだそうです。
一般的に必要なのはむしろ「個人会計」ではなく「会社会計」です。
どちらも基礎は一緒ですが、それなら実社会に即した学習のほうが理解はしやすいでしょう。
そこで「会社会計」の中で不要な知識はカットし、
ビジネスシーンにおいて必要最低限の知識を網羅したのがこの本だそうです。
ですから、この本の内容としては1級の内容を網羅しながら、やさしく簿記を理解するというものです。
ところどころで脱線(?)して、簿記に関連した幅広い知識が書かれているこの本は
私の対策講座に通じるものを感じました。
渡すのは連休明けなので、休み中に読んでみたいと思います。
ちょっとマイブームになりそうな予感がしました。
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